霊芝

古来より、珍重される「霊芝」にはその働きにまつわる神秘的な故事が数多く残されてきました。健康を願った秦の始皇帝が生涯、探し求めたとも伝えられます。また、現存する中国の古文書では、霊芝を最高位のものとして紹介しています。

霊芝の主要成分は、β-Dグルカンやガノデラン、植物ステロール、トリテルペノイドなど。このほかにも、豊富なアミノ酸やミネラル類を含み、いつまでも健康で若々しくありたいと願う人のために良い成分がたくさん含まれています。

かつて、霊芝はきわめてまれにしか自生しておらず、入手するのが非常に困難でした。現在では、人工栽培が盛んに行われ、品質が安定し、優れた霊芝が手に入るようになりました。

しかし、霊芝はとても固く、煮出すのに手間がかかります。煮出す時間の無い人や面倒な人には、霊芝エキスの健康食品が販売されています。

霊芝の研究は昭和50年代より活発化し、近畿大学愛媛大学東北大学をはじめ、いろいろな大学や学会で研究発表が行われています。最近では、国内のみならず海外でも研究が進み、日本産霊芝の優れた技術力、品質が高く評価されています。